いいから焦るな。
不思議な夢を見た
夢の中でまた夢を見て
その夢の話をする夢
切れ長の目のお兄さん。
名前はなんて言った?
その人の話を私がすると
親族みんなが嬉しそうにその人の昔話をした。
その夢を二回見た。
仕事の合間に、
生きている意味について考えた。
生きていること自体に意味はないんだと気がついた。
だってここにいるってことが既に結果だから。
部屋の壁に飾ってある綿の絵見て、なんだかほっとした。
この先ずっと眺めていたいようなこんな心が安らぐ未来を私に描けるのかな。
ねぇ、みんななんとなく生きてるの?
目標とかこうしたいとかああなりたいとかは特にないの?
なくても生きてていいの?
ただ生きてるだけでもいいの?
ねぇ、いいのかな。
私も生きてるだけでもいいのかな。
今日も眠れないかもしれない。
同じ夢を見るかもしれない。
そうしたらせめて名前くらいは
きちんと覚えておこう。
生きることに焦るな。